こんにちは、当ブログを書きました、Kennyと申します。
自分が新社会人になって経験した、わずか3か月で超絶ブラック企業を退職した時の話です。
全3話のその1
これは、これから社会にでて行く人にも、今仕事に悩んでいる人にも、読んでもらいたい
1人の無知な田舎者がブラック企業に洗脳され、搾取され、ボロ雑巾のように使われた時の話です。
世の中にはこんなひどい会社があるんだと社会勉強になったなぁという話ですが当時はそんなことも考えられませんでした。
(ちなみに今もその会社は存在しています。)
1. ブラック企業との出会い
大学を卒業して英語を主に勉強していたこともあり、
そこから探して見つけたのが運命の3か月を過ごした会社でした。
とある理由で大学在学中はほとんど就職活動ができなかったため、卒業後に就活スタートしました。
ネットでの面接予約をして、面接前日に事前確認の連絡が来て、
「なんて丁寧な対応なんだ!これが会社なんだ!」(無知)という感想を持ったのを覚えています。
この時点でこの会社に好感触を感じていました。
会社説明会には私を含め4人おり、熱心に説明を受けていました。
私も会社の説明に共感できて、この会社で働いてみたいと素直に感じていました。
2. ブラック企業の仕事内容
仕事の内容は、英会話スクールの勧誘および、教材の販売でした。
会社、スクール自体は大して大きくありませんでしたが、
「これから英会話ブームに乗り、共に大きい会社にしましょう!」という話に、
そして「そのためにはあなたの力が必要です!」という熱弁に心を打たれて、
「1日でも早く働きたい!みんなと一緒に会社を大きくしたい」と思いました。
ですがここから、会社の給料体系や、仕事の研修内容についてレクチャーされます。
「私たちの会社は完全歩合制です。」、、、
「うん?なんだかよくわからないことを行っているけど仕事ができただけ、お給料が増えるのだな」
というくらいの考えでした。
(完全歩合制は成果0なら、給料0の超ハードな世界で業務委託という形で働きます。)
「でも、安心してください!契約が一つ取れれば、約10万円程の収入になります。
契約一つにかかる時間は平均3時間ほどですから、
皆さんの頑張り次第では、1日三本(契約)取れれば、1日で30万もあり得る夢のある仕事です。」
(一番高いスクール1年+教材フルセットが120万円で入ってくるお金は12万程、、、)
まだ続きます。
「ほとんどの新卒入社の人が、月20万の手取りを取れるかどうかというところを皆さんは、
月100万も可能な仕事ができます。
今現場で活躍している先輩方が、頑張っているおかげでマニュアルもより良いものになっています。
これでできない方がおかしいくらいです。
契約も完プレ(完全なプレゼンテーション)を行った人の3人に1人は契約を取れています」
(実際は、完プレ3人に1人説は、本当に上手な人がやっての話でした。)
すげー!と何も知らない自分は思っていました。
給料は基本0円だけど、努力しただけ自分の給料に反映される、
それに3人に1人が契約してくれるなんて、なんて努力のしがいがあるんだと、、、、、(無知)
3. ブラック企業の研修
研修は4日間、現場に出てから契約を取るための一通りのやり方を学びました。
大きく分けると2パート
前半は、アンケート用紙でお客さんを捕まえて、アンケートを質問形式で行いその質問の中で、相手と盛り上がり、英語に対する興味関心を膨らませた後、喫茶店まで一緒に行く。
「英語ができたら何をしたいですか?」「将来英語を学ぶ予定はありますか?」などの質問に始まり、
相手の話したことをベースに、できた時の自分をイメージさせる、
それが可能になるスクールや教材があるとしたら、参考になるかもしれない話ができるかもしれません。
もしよければこのあと喫茶店で詳しい話でもどうですか?という流れです。
後半は、喫茶店等に連れて行ってから、英語の話で盛り上がったあと、教材の紹介、スクールの紹介のプレゼンテーションを行い、気に入ってもらえたら契約という流れになります。
いきなりプレゼンテーションに入るのではなく、相手の不安や不審を取り除き、相手の英語ができた時の良いイメージを膨らませた後でプレゼンテーションに入るように指導されます。
他にも、相手が突きつけてくるNoに対して、切り返す言葉やビジネスロジックを活用して、納得させて英語の価値を育てるような手法もいくつも学びました。
初めての社会人生活の初めての研修、覚えることもたくたんあり、新しい技術を学ぶこと自体は面白かったのを覚えています。
朝早くから、夜遅くまでやっていましたが、アッという間に4日間が終わり、一通りできてるかの確認テストと、最終面接で本当にこの会社でやって行く覚悟あるのか等の質疑応答を終えて、晴れて会社に入ることが決定しました。
これで明日から、もっと頑張って、もっと稼いで、本当に素晴らしい仕事ができるんだと期待に胸を膨らませました。
無知であったこと、誰かに頼られたことへの素直な喜び、可能性のある仕事に挑戦できるという気持ちが、この後の地獄の始まりでした。(本当によくできた、王道のやりがい搾取ですね。)
以下、関連記事です。
コメント
[…] この記事は、「【ブラック企業】入社3か月で退職した話 その1 ー知らないことは悪だったー」の続きとなります。 […]